【体験談06 石川夏美】本当の豊かさに触れた旅

石川夏美(いしかわなつみ)さん

新潟県出身。大学で理学療法学科を専攻し、国家資格を取得。就職で神奈川県へ引越し。5年間病院勤務をした後、フリーランスとして様々な活動を始める。

■滞在時の年齢:28歳
■滞在期間:3日間
■滞在タイプ:ボランティアスタッフ

 

【体験したこと】

・ゲストハウス清掃
・満開の石楠花を見た!
・町の湯
・手作り味噌
・味噌蔵見学
・Entrance清掃
・HANAREの石拾い
・海辺の素敵なカフェ(bliss point)へ行ってランチ
・おいしいご飯

 

【参加動機】

俵山ビレッジの住人、美空が私の高校の同級生で、美空からビレッジのことを聞いた時は、「へ〜、そんなところがあるんだ。」くらいに思っていました(笑)

約1年前、なんだか病院で働くことに限界を感じ、正直逃げるように、職場に嘘をついて退職。

病院では、大切な役割を任され、同僚から慕われ、でもなんだか八方塞がりな気がして、患者さんと向き合うことも辛くなって、毎日職場でうまくこなして笑顔を作る自分と、毎晩毎朝「職場に行きたくない」と思う自分にギャップを感じていました。

「とにかく自由に働きたい!」という思いで、職場をやめてからは在宅ワークのスキルを身につけて、フリーランス整体師としても、できることを増やしていきました。

なのに、なんかうまくいかない。作りたい未来があるはずなのに、思い描くことができない。収入もついていかない。

そんな状況からの、突破口を探していたのかもしれません。スマホで色々な情報を集める毎日で、たまたま何かのタイミングで、YOU TUBEで大輔さんが出てきたんです。

美空から話を聞いていたので、そういえば、みたいな形でその他の動画もたくさん見ていたら、大輔さんの言葉一つ一つが響いて。

そこで、俵山ビレッジを健康のテーマパークにするというプロジェクトの募集を見つけて、私自身、健康についての何かを起こしたいという思いがあったので、連絡しました。

「一度俵山に来てみたらイメージしやすいと思う!」とお返事をいただいたので、即返事でいきます!と、早速俵山ビレッジに行くことにしたのがきっかけです。

*結界の張られたところに来たような感覚

バスを降りて到着してから、ゲストハウスに向かうまでに温泉街を通っていくのですが、すごく不思議な感覚でした。千と千尋の神隠しのトンネルを潜った後みたいな、そんな感覚(笑)時間の流れも、何もかも違う。そんな感覚です。

場所からエネルギーをもらい、身体の中の悪いものが悲鳴をあげている感じ。正直3日だと、慣れるのに精一杯で、夜はすぐに寝てしまっていたのですが、すごく浄化されるような感覚がありました。

滞在中は緊張しながらも色々な方とお話しさせていただいたのですが、とにかく会話のレベルが高い。「〜と思うんだけど、どう思う?」とか、簡単なことかもしれないけど、案外伝えられてないこと、信頼関係があるからこその、相手の心の奥底まで深ぼる会話。そして、心からの共感や、「おかえり、ただいま」が当たり前の暮らし。

私の解釈ですが、関東ではとにかくスピードが求められている気がして、会話や人間関係も効率的になっていて、大切なことを忘れていたんだということに気付かされました。

心から、「ありがとうございました」とか、「ただいま、おかえり」が言えていただろうか?と振り返った時、自分自身は「人を癒したい」と思っていたのに、人と向き合えていなかったこと、自分が自分自身に安心していなかったことに気付きました。

*学んだこと

俵山には、便利なものはない(笑)でも、だからこそ自分に「在る」ことや、すでに豊かさを持っていること、それは人と人の繋がりから作られること、そんなことが浮き彫りに見えて体感しました。

目標がお金でもいいけど、本当に大切なことはそこじゃない。難しく考えない、簡単、簡単という気持ち。ミッションに生きること。

大切なことは、やはりすでに自分の中にあって、それを適切に言葉にしていくことが大切。でもやっぱりそれは自分一人だと難しくて、人との繋がりの中でぶつかったり、共感したりすることで見えてくるものなんだなとも思いました。

*未来のボラスタさんにメッセージ

本当に本当に、何かを感じたのなら絶対に行くべき場所だと思います!!何も言葉になんてできてなくていいから、迷っているなら行くべき。ここでは言葉にしきれないほど、感じることがたくさんありました。

経済の話もできたことも私の中では大きく、ただのお金がなくても幸せな暮らしではなく、幸せな暮らしをしていたらお金が集まってきたみたいな、そんな本質的な経済のことも学べる場所です。

どんな未来も作れる。自分には何もないと思っても、ここに行ったら、何かあると気付けるはずです。

私も、また絶対に帰ると決めて靴を置いていったので、その時にもしお会いできることができたら、すごく嬉しいです!

【住人メッセージ】

 

PAGE TOP