俵山ビレッジは、2020年に開村した健康をテーマにしたコミュニティです。
西の横綱と呼ばれる俵山温泉を拠点に、20代を中心とした若い世代の人材育成を目的に地域活性を行っています。
さまざまなご縁で、俵山ビレッジに関わりたいと思ってくださっている皆様とよき関係になれるよう、移住を検討するための情報をまとめさせていただきます。
ご不明点やさらなる疑問などありましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。
【住環境について】
俵山温泉には、賃貸のアパートや一軒家はなく、CCJが保有している物件か、稀に出てくる地域の人からの紹介の賃貸物件しか住める場所がありません。CCJは現在、2棟のシェアハウスを管理しており、空きがあるのは2棟目のシェアハウスになります。灯炬庵は4名定員(男性2名・女性2名)、喫茶呼は4名限定(男性2名・女性2名)です。ルールなどで縛るのではなく、お互いに思いやりをもって生活をすることを大切にしていますが、二つだけお約束があります。毎週第一月曜日の朝8:00-9:30に定例MTGに参加すること、住民ブログを書くこと(1~2ヶ月に一回程度)の二点はお願いします。
■お金について
居住に必要な費用は、5万円(家賃3万+光熱費1万+コミュニティフィー1万)です。コミュニティフィーとは、俵山ビレッジの維持・運営のための費用で、その費用を払うことで俵山ビレッジの共同資産を利用することができます。また、入居時の敷金・礼金などは必要ありませんが、住居期間によって返金額が変動する保証金(家賃3万円以内)をお預かりしており、賃貸借契約をクラウドサインで契約します。コミュニティフィーは変動する可能性があります。入居の初月は日割り計算を致します。
■暮らしについて
シェアハウスには生活に必要な備品が揃っており、布団などを持ってくる必要はありません(自分の布団を持参する場合は教えてください。ベッドは持ち込みできません)。生活に必要なものは、個人のシャンプーなどの日用品、衣類などの収納ボックスです。掃除当番などは決まっておらず、気づいた人が主体的に掃除を行っています。日頃はリビングで過ごすことが多く、部屋は寝るだけ、というのが俵山の生活スタイルです。ひとりになりたい時、パートナーが訪れた時などは、Entrance3階にあるMORIを利用できます(別途規約あり)
■食事について
シェアハウスでは、家賃の他に共有の財布をつくり、食費(毎月1.5万円)を出し合って食材を購入しています。財布の管理は、各シェアハウスの管理人が行っています。食料の買い出しは、車で15分程度の長門市内のスーパーに行くことが多く、2-3日に1回買い出しに出ます。調味料や日用品なども共有の財布から出しているので、ひとり暮らしよりも経済的で様々な食事を楽しむことができます。また、俵山ビレッジでは基本的に朝ごはんを食べません。一日二食にすることで、健康にも環境にもやさしい習慣を大切にしています。(もちろん強制ではありませんし、朝食を食べる時もあります)
■車について
俵山で生活をするには、車が必須になります。シェアカー(8人乗りのステップワゴン)がありますが、シェアカーを利用する場合は利用者同士で譲り合って使う必要があり、月額1万円が別途かかります。灯炬庵には五台分の駐車スペースがありますが、現在満車になっており、置けない車はシェアハウスから5分程度歩いた場所に置くことになります。また、冬季は雪が積もる時期もあるため、スタットレスタイヤに履き替えておく方が安全です。(絶対に必要というわけではありません)
■通信状況について
光通信に対応していますので、快適なネット環境があります。ただし、wifiの使用人数が多いときや時間帯によっては、遅延することもあります。各社携帯キャリアも問題なく入りますので、スマホのデザリングも可能です。
■気温について
中山間地域にあるため、夏は涼しく、冬は寒くなります。夏場の対策は特に必要ありませんが(2021年はエアコンをつけることはありませんでした)、冬場は非常に寒くなるため、暖かい服装で過ごすことが求められます。エコビレッジの要素も取り入れるため、できるだけエアコンやファンヒーターを使わないように心がけており、灯炬庵には薪ストーブが設置されています。冬場は、灯油代や光熱費が上がるため、光熱費を余分に徴収することもあります。
■地域との関わりについて
俵山温泉は、湯治場という特性上、多くの人が出入りをする町です。そのため、外から来る人たちのことも大らかに歓迎してくれます。地域を歩くときは、すれ違う人に自分から挨拶をしてください。それが地域の人であっても、観光の人であっても、自分たちから挨拶をすることが大切です。地域の清掃活動やお祭り、様々な催しにも声をかけてもらえるので、どんどん地域と交流をして、名前と顔を覚えてもらいましょう。
【仕事について】
俵山は人口約940人の過疎化が進む中山間地域です。旅館業や農業を中心に生計を成り立たせていますが、ほとんどが高齢者で、俵山ビレッジの拠点である「湯町」には200人前後が暮らしています。
■俵山近辺でのアルバイト
① 俵山温泉旅館の配膳・清掃(週末や繁忙期)
② 農業のアルバイト(時期によります)
③ 介護施設のアルバイト
④ 児童養護施設のアルバイト
⑤ スナックのお手伝い(女性限定)
⑥ 温泉施設の清掃(不定期)
⑦ ジビエの解体・商品化、狩猟
⑧ 長門市内でのイベントお手伝い(不定期)
⑨ 湯本温泉での配膳・清掃(車で15分)
⑩ フリースクールのお手伝い(俵山から車で40分)
また、俵山を離れれば通常のアルバイトや、湯本温泉でのお仕事などもあります。
■生活費について
俵山では、月10~15万の収入があれば暮らすことができます。まずはアルバイトから始めて、徐々に、「半俵山半X」で、自分自身の持続可能な生活を成り立たせていきましょう。
【俵山で住む上で大切にして欲しいこと】
俵山ビレッジは、自分たちの理想の暮らしを実現することが目的ではなく、自分たちの暮らしを通じて、地域に貢献していくことを目的にしています。
「やりたいこと」ではなく、「求められていること」に謙虚に誠実に答えていく姿勢を何よりも大切にしているため、自分の好きなように、好きなことをやりたいという方は俵山には向いていません。
また、俵山ビレッジでは、主体性が求められます。何かを頼まれるのを待つのではなく、自分で考えて、計画を立てて、周りを巻き込みながら動くことで、自分自身が成長し、コミュニティ全体にもいい影響が生まれます。
少し硬い文章ですが、下記の内容が自分に当てはまるか考えてみてください
【俵山ビレッジの基準 チェック項目】
・ビジョンを持っている(目指す方向と計画を更新し続ける)
・人格とスキルを磨き続ける姿勢がある(約束を守ることができる)
・地域や仲間に貢献したいと思っている(地域からの頼まれごとに協力的である)
・スピード感のあるやりとりができる(俵山ビレッジの平均年齢は28歳です)
・自営業を目指している(CCJのプロジェクト責任者も経験してください)
・資料作成(パワポ・ワード・エクセル)に取り組むことができる
・共同生活を楽しむことができる(シェアハウスで、人との出会いも多い生活です)
・健康に興味があり、健康的なライフスタイルに取り組む(1日2食・咀嚼など)
・地球環境や社会問題に対して、何らかの取り組みをしたいと考えている
・『パズるの法則』『今日が生き方を変える その日です。〜新しい生き方を考えるための8つのステップ〜』を読んでいる