移住希望の方へ

 

俵山ビレッジは、2020年に開村した健康をテーマにしたコミュニティです。

西の横綱と呼ばれる俵山温泉を拠点に、20代を中心とした若い世代の人材育成を目的に地域活性を行っています。

さまざまなご縁で、俵山ビレッジに関わりたいと思ってくださっている皆様とよき関係になれるよう、移住を検討するための情報をまとめさせていただきます。

ご不明点やさらなる疑問などありましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。

 

【住環境について】

俵山温泉には、賃貸のアパートや一軒家はなく、CCJが保有している物件か、稀に出てくる地域の人からの紹介の賃貸物件しか住める場所がありません。CCJは現在、4棟のシェアハウスを管理しています。ルールなどで縛るのではなく、お互いに思いやりをもって生活をすることを大切にしていますが、3つだけお約束があります。毎週第一月曜日の朝7:00-8:30に定例MTGに参加すること、住民ブログを書くこと(1~2ヶ月に一回程度)、俵山ビレッジで運営する宿泊施設の清掃活動に参加すること、の3点はお願いします。

■お金について

居住に必要な費用は、5万円(家賃2万+光熱費1万+コミュニティフィー2万)です。コミュニティフィーとは、俵山ビレッジの維持・運営のための費用で、その費用を払うことで俵山ビレッジの共同資産を利用することができます。また、入居時の敷金・礼金などは必要ありませんが、保証金(家賃2万円)をお預かりしており、賃貸借契約をクラウドサインで契約します。コミュニティフィーは変動する可能性があります。入居の初月は日割り計算を致します。

■暮らしについて

シェアハウスには生活に必要な備品が揃っていますが、個人の部屋で使用するものはご持参ください(寝具一式/衣装ケースやタンス/デスク等)。また、衣類、洗面用具、スキンケア用品、文具等の個人の日用品等はご自身でご準備ください。掃除当番などは決まっておらず、気づいた人が主体的に掃除を行っています。日頃はリビングで過ごすことが多く、部屋は寝るだけ、というのが俵山の生活スタイルです。ひとりになりたい時、パートナーが訪れた時などは、宿泊施設やEntrance等を利用できます(別途規約あり)

■食事について

シェアハウスでは、家賃の他に共有の財布をつくり、食費(毎月1.5万円)を出し合って食材を購入しています。財布の管理は、各シェアハウスの管理人が行っています。食料の買い出しは、車で15分程度の長門市内のスーパーに行くことが多く、2-3日に1回買い出しに出ます。調味料や日用品なども共有の財布から出しているので、ひとり暮らしよりも経済的で様々な食事を楽しむことができます。また、俵山ビレッジでは基本的に朝ごはんを食べません。一日二食にすることで、健康にも環境にもやさしい習慣を大切にしています。(もちろん強制ではありませんし、朝食を食べる時もあります)

■車について

俵山で生活をするには、車が必須になります。シェアカー(8人乗りのステップワゴン)がありますが、シェアカーを利用する場合は利用者同士で譲り合って使う必要があり、ガソリン代は自己負担です。灯炬庵には五台分の駐車スペースがありますが、現在満車になっており、置けない車はシェアハウスから5分程度歩いた場所に置くことになります。また、冬季は雪が積もる時期もあるため、スタットレスタイヤに履き替えておく方が安全です。(絶対に必要というわけではありません)

■通信状況について

光通信に対応していますので、快適なネット環境があります。ただし、wifiの使用人数が多いときや時間帯によっては、遅延することもあります。各社携帯キャリアも問題なく入りますので、スマホのデザリングも可能です。

■気温について

中山間地域にあるため、夏は涼しく、冬は寒くなります。夏場の対策は特に必要ありませんが(2021年はエアコンをつけることはありませんでした)、冬場は非常に寒くなるため、暖かい服装で過ごすことが求められます。エコビレッジの要素も取り入れるため、できるだけエアコンやファンヒーターを使わないように心がけており、灯炬庵には薪ストーブが設置されています。冬場は、灯油代や光熱費が上がるため、光熱費を余分に徴収することもあります。

■地域との関わりについて

俵山温泉は、湯治場という特性上、多くの人が出入りをする町です。そのため、外から来る人たちのことも大らかに歓迎してくれます。地域を歩くときは、すれ違う人に自分から挨拶をしてください。それが地域の人であっても、観光の人であっても、自分たちから挨拶をすることが大切です。地域の清掃活動やお祭り、様々な催しにも声をかけてもらえるので、どんどん地域と交流をして、名前と顔を覚えてもらいましょう。

 

【仕事について】

俵山は人口約940人の過疎化が進む中山間地域です。旅館業や農業を中心に生計を成り立たせていますが、ほとんどが高齢者で、俵山ビレッジの拠点である「湯町」には200人前後が暮らしています。

■俵山近辺でのアルバイト

① 俵山温泉旅館の配膳・清掃(週末や繁忙期)
② 農業のアルバイト(時期によります)
③ 介護施設のアルバイト
④ 児童養護施設のアルバイト
⑤ スナックのお手伝い(女性限定)
⑥ 温泉施設の清掃(不定期)
⑦ ジビエの解体・商品化、狩猟
⑧ 長門市内でのイベントお手伝い(不定期)
⑨ 湯本温泉での配膳・清掃(車で15分)
⑩ フリースクールのお手伝い(俵山から車で40分)

また、俵山を離れれば通常のアルバイトや、湯本温泉でのお仕事などもあります。

■生活費について

俵山では、月10~15万の収入があれば暮らすことができます。まずはアルバイトから始めて、徐々に、「半俵山半X」で、自分自身の持続可能な生活を成り立たせていきましょう。

 

【俵山で住む上で大切にして欲しいこと】

俵山ビレッジは、自分たちの理想の暮らしを実現することが目的ではなく、自分たちの暮らしを通じて、地域に貢献していくことを目的にしています。

「やりたいこと」ではなく、「求められていること」に謙虚に誠実に答えていく姿勢を何よりも大切にしているため、自分の好きなように、好きなことをやりたいという方は俵山には向いていません。

また、俵山ビレッジでは、主体性が求められます。何かを頼まれるのを待つのではなく、自分で考えて、計画を立てて、周りを巻き込みながら動くことで、自分自身が成長し、コミュニティ全体にもいい影響が生まれます。

少し硬い文章ですが、下記の内容が自分に当てはまるか考えてみてください

【俵山ビレッジの基準 チェック項目】
・ビジョンを持っている(目指す方向と計画を更新し続ける)
・人格とスキルを磨き続ける姿勢がある(約束を守ることができる)
・地域や仲間に貢献したいと思っている(地域からの頼まれごとに協力的である)
・スピード感のあるやりとりができる(俵山ビレッジの平均年齢は28歳です)
・自営業を目指している(CCJのプロジェクト責任者も経験してください)
・資料作成(パワポ・ワード・エクセル)に取り組むことができる
・共同生活を楽しむことができる(シェアハウスで、人との出会いも多い生活です)
・健康に興味があり、健康的なライフスタイルに取り組む(1日2食・咀嚼など)
・地球環境や社会問題に対して、何らかの取り組みをしたいと考えている
・『パズるの法則』『今日が生き方を変える その日です。〜新しい生き方を考えるための8つのステップ〜』を読んでいる

【俵山ビレッジ Q&A 住民回答編】

Q1.車の免許は必要ですか?

A1.なくても生活はできますが、あった方が格段に便利です。(回答者/大輔)

俵山温泉は電車が通っておらず、交通手段はバスのみです。一部のメンバーを除いて、ほぼ全員が車を持っているので、車がないメンバーが俵山温泉の外に出たい場合は、乗合をしたり、買い物の場合は、町にいるメンバーに頼むことで、車がなくても生活は成り立っています。また、車が必要なときは、シェアカーもあるので(使用料+保険各自)必要なときだけ使いたいと言う人は、それもOKです(個人利用があまりに多い場合は、自家用車をご用意ください)。また、免許は持っていない人やペーパードライバーだから運転は無理、と最初から諦めている人は、移住を機に車が運転できる人生を始めてみると一気に世界が広がります。当時19才で移住してきたあずきは、移住直前に合宿免許で取得し、最初はおっかなびっくりでしたが、数ヶ月後には湯町を片手で運転してました。

Q2.俵山ビレッジのよくある一日の流れについて教えてください

A2.一日の流れは人によって違うので、私の事例を説明します。(回答者/あかね)

あかねのとある一日(いきものがかり)

7:30  : 起床(本当は6時に起床したいと思っています)
9:00  : 鶏のお世話をしに、こけこっ公園へ(30分〜1時間程一緒に遊ぶ)
10:00 : リモートワーク(主に、バックオフィス業務のオンラインMTG)
11:00 : 近所の旅館さんに呼ばれ女将さんが使わなくなった、日めくりカレンダーをいただく
11:30 : 地元のスナック(寿楽)のママ、やっちゃんのランチを食べに行く(この日は、生姜焼きとお刺身の定食)
12:30 : 猫カフェ化している喫茶呼で、猫(黒龍&白龍)と戯れながら、デスクワークと会議
15:00 : 車で市内の量販店に買い物へ
17:00 : 長門湯本の温泉&サウナ(ほぼ貸切)
19:00 : アースデイ向津具の会議
20:00 : 帰宅。軽めの夕食
21:00 : 温泉
22:00 : デスクワーク
24:00 : 就寝(日によって、0時を超えることもあり)

イベントや来客がない場合は、基本は俵山内でリモートワークをすることが多いですが、予定がある場合は、おもてなしの準備や対応、片付けなどを、メンバーで協力しあいながら行うため、一日の大半を使うことも少なくありません。また、この日は夕食の時間が遅かったため、一人でしたが、大抵は19時前後に集まれるメンバーで灯炬庵で食事をすることがほとんどです。俵山ビレッジに住んでいても、どの家に住んでいるかによって、ライフスタイルはバラバラですので、自分が心地よいルーティンを見つけることを通じて、俵山温泉での生活に馴染んでもらえたらと思います。

Q3.俵山ビレッジだけでなく、俵山温泉で生きていく上で、大切にしたらいいことはありますか?

A3.自分に対しても、相手に対しても、素直で誠実に在ることです。(回答者:あずき)

俵山温泉には、昭和の古き良き街並みが残っていますが、残っているのは街並みだけでなく、町の文化や価値観、コミュニケーションに関しても、とても昭和です。2001年生まれの私からすると、移住した当初は、まるで昔話の中に迷い込んだような、本当にそんなことあるんだ!という驚きの連続でした。地域の方々が私たち移住者に関して、よくみているのは、礼節やマナー。その人の姿勢や所作、言葉使いにその人の本質や本音が出ることを知っているからです。礼節もマナーもわからなかった私は、素直に「わからないので教えてください」と近所の方から教えていただきました。「わかったふりをすること」ではなく、「わからないことを認め、教えていただくこと」を通じて、たくさんの方と仲良くなり、町を歩けば「あずきちゃん!」と声をかけてもらうことも当たり前になりました。こんなに小さな町なので、色々な噂話を聞いたり、付き合いづらい人がいたりするかもしれませんが、そんな時はとにかく、誠実であり続けること。コミュニティでの暮らしでは、「自分の行動(発言・人間関係など)に責任を持つ」ことがとても大切です。それが誠実さでもあり、相手と信頼関係を築くことの第一歩だと感じています。

Q4.俵山温泉には、どんな人たちが住んでいますか?面白い人がいれば教えてください

A4.俵山地域にはたくさんの面白い人たちが住んでおられます。今回は選りすぐりの5人の方を紹介させてください。(回答者:けいすけ)

1人目は、まずは何と言ってもわれらが大将。地域経営会社(株)SD-World代表取締役の藤永義彦さんです。俵山温泉に来て、藤永さんと友達になれていないのは俵山温泉の楽しみを半分も味わえていないようなものです。藤永さんは元長門市役所の観光課の課長であり、俵山温泉のために早期退職をし、2020年にたべ山・ねる山を開業されました。「俺は酒が好きじゃないけど、酒が俺のことを好きなんよ」藤永さんと一緒に飲めば、表面的な俵山温泉ではなく、本当の姿を見聞きすることができます。

2人目は、俵山マスターこと、宮野修治さんです。俵山を代表する長老のお一人で、長年俵山温泉のために尽力されたきた存在です。俵山温泉の生き字引であり、俵山のことで知りたいことがあれば宮野さんに聞いてみましょう。仲良くなったら、宮野さんの十八番「○○みょん」が聞けるかもしれません。

3人目は、ハンターこと、中野博文さんです。数年前に地域おこし協力隊として長門市にUターンとして帰ってこられ、現在は俵山と向津具でハンターとして活動しておられます。山口県で最も自給自足の暮らしを堪能している人といっても過言ではありません。普段は忙しく動かれているので、中野さんに会えた方はきっと必然。自然と共に生きること、世界の流れに左右されない生き方や精神性について、お話をしてみてください。

4人目は、俵山黒川地区にある正福寺のご住職、高松泰枝さんです。70歳を超えているようには見えない、スーパー住職で、お寺のことだけでなく、畑で沢山の野菜を作り、加工し保存食を作られ、裏の山では筍採取にシイタケ栽培、梅やスモモを取って自家製酵素ジュースを作る、など田舎で生きるお手本のような暮らしを営まれております。灯炬庵も元々正福寺の宿坊だった場所を譲っていただいた恩人のお一人です。元々小学校で給食を作られていたので、料理の腕も抜群!旬のものを持って高松さんに料理を習いにいきましょう。

5人目は、灯炬庵の隣に住むくりちゃんこと、栗本千春さんです。くりちゃんは、自分たちが引っ越してきて、一番最初に仲良くなって、今でも仲良しのお隣さん。玄関のドアが開いて、「誰かおるー?」という声がしたら、大抵くりちゃん。手作りのアジの南蛮漬けや、銀杏の炊き込みご飯、ヨーグルトムースのケーキなど、いつもたくさんの手料理を持ってきてくれます。顔と名前を覚えてもらえると、山菜取りや可愛いお花を摘みに連れていってもらったり、萩のスシローまで一緒にデートに行くことになるかもしれません。

Q5.俵山ビレッジ素敵な空間は、どんな想いで、どうやって作っているんですか?

A5.みんなの手でつくっています(回答者:かずま)

灯炬庵から始まり、多くの部屋の内装は住人やボランティアスタッフの手を借りてつくってきました。天井や壁の漆喰、無垢板、クロスなど、生活の至る所にたくさんの人の手が加わっています。空間のデザインは、その物件に一番想いを持っている人が構想を練り、CCJと予算や納期を相談しながら進めていきます。僕も、MUKUやcococaraのぬいなどで、自分の作りたい空間を表現してきました。プロでないとできない建物の構造や、水道・電気などは地域でお世話になっているエレショップ中原のひできさんや、トーコーハウスの竹内さん、向津具半島に住む笑多くんなどの力を借りながら、俵山ビレッジは使われなくなった空き家に命を吹き込んでいます。

Q6.俵山温泉には児童養護施設があると聞きました。お話を聞くことはできますか? 

A6.子どもたちのためにできることを一緒に考えられたら嬉しいです。(回答者:みゆ)

俵山の児童養護施設“俵山湯の家”の職員のみゆです。施設に興味を持って下さりありがとうございます。湯の家のことや児童福祉全般について、私がお話を伺いお答えします。ソーシャルワーカーとして10年以上子どもたちと関わり、子どもたちにとっての幸せを考えた結論が、俵山温泉で子どもたちが過ごしやすいコミュニティを俵山ビレッジのメンバーとつくることでした。湯の家では定期的に職員の募集もしていますので、就職についてのご相談も承ります。

Q7.湯治場で色々な施術を受けることができると聞きました。どうしたら施術を受けることができますか?

A7.みゆきまでお問い合わせください。(回答者:みゆき)

お問い合わせをありがとうございます!俵山で整体をしています、みゆきです。ぜひぜひいろいろな施術を受けて、自分にぴったりなものを見つけてくださいね。俵山の母と言われるやっちゃんは、しっかり目の全身ほぐしと人生アドバイス、私みゆきはヒーリングやロミロミ、だいちゃんは呼吸法のセッションをしてくれます。他にも、時期が合えば、俵山をこよなく愛し、湯治にいらっしゃる皆様のお力になりたいセラピストの方達がたくさんいらっしゃいます。枇杷の葉温灸、タイ古式マッサージ、腸もみセラピー、BIOsteam、氣功など。ただいま、セラピストさんたちをご紹介するセラピスト図鑑作成中なので、ご期待ください^^

Q8.自然派の商品や野草・ハーブなどに興味があるのですが、俵山温泉や長門でおすすめはありますか? 

A8.長門市には、たくさんのオーガニック商品があります。(回答者:みか)

俵山温泉や長門市にはたくさんのおすすめスポットがあります。ここだけでは語り尽くせないので、私や俵山ビレッジのメンバーに直接聞いてみてくださいね。その中でもいくつかお薦めをご紹介します。まずは、白猿の湯の1Fにある「湯久里倶楽部」こちらには、無農薬俵山産の柚子を使った「柚子茶」、豆にこだわっている「YamaCoffee」、俵山産の野草茶、津田農園のオーガニックハチミツ、近所の農家さんたちが育てている季節のお野菜など、いろいろな商品が販売されています。俵山温泉から車で20分、仙崎という港にある道の駅「センザキッチン」は、山口県内の様々なお土産や魚介類などを購入でき、日本海絶景クルーズも可能です。サウナ好きの方は、俵山から車で20分の「西ノ市温泉:蛍の湯」、長門湯本温泉の「ホテル西京」、特に俵山ビレッジ内の「ナノミストサウナ」は絶対に体験の価値あり。また、俵山ビレッジにおいても、百姓庵の塩、玄米麺、おかず味噌など地元の仲間たちの商品や、EM商品や自然食品店のオーサワジャパンの商品をカタログ購入できるので、興味があれば声をかけてくださいね。

Q9.俵山ビレッジのみなさんは、どうやって生計をたてているのですか?

A9.俵山ライフは「円」よりも、「縁」の方が圧倒的に重要です。(回答者:めい)

俵山ビレッジのメンバーは、それぞれが自営業を営みながら、地域の旅館のアルバイトやお手伝いをして生計をたてていますが、私は、円(お金)に捉われずに、「縁」を繋ぎ、太くして、新しい体験に喜びを感じることができる方なら、俵山で生きていくことができると思っています。日頃から、縁を大切にしていれば、お野菜から家具、家電、農具、時には車や家までお裾分けいただいたり、山菜取りや、神社のしめ縄作りまで、思いがけない味わいや新しい体験など豊かさに出会えるのが俵山温泉です。縁の紡ぎ方については、ビレッジに名人がたくさんいるので、意思さえあれば移住してからでもご縁力は磨くことができます。俵山から出ずに楽しく暮らすのであれば月に10万円あれば大丈夫。ある程度のお金の計算をしたら、あとは飛び込んでから考えましょう!

Q10.俵山ビレッジには、ルールや規則のようなものはありますか?

A10.堅苦しいルールではなく、みんなで大切にしている約束があります (回答者:賢人)

ルールや規則と言うと堅苦しいですが、みんなが気持ち良く生活するための約束がいくつかあります。「挨拶をする」「靴を揃える」「情報共有するための定例会議」など、ルールの詳細は、家族が見ることができる虎の巻に書いてあり、状況やメンバーの話し合いなどによって柔軟に変更しています。より良いコミュニティであるために、一緒に見直していきましょう。

Q11.人のおもてなしや旅館の運営に興味があります。旅館の運営やサービス力をアップさせる経験や勉強などはできるのでしょうか? 

A11.「おもてなし力」を磨き発揮するチャンスがたくさんあります。(回答者:ふみか)

「おもてなし」に興味があるということは、相手の方に「喜んでいただきたい」という思いをきっと大切にされているのですね。俵山ビレッジでは、運営の基礎知識やサービスの基本的な姿勢についてはもちろんのこと、自分と自分のつながりと、人と人とのつながりの両方を大事にした上で、「相手に喜んでいただきたい」「お役に立ちたい」という貢献の心を育くむことができる場所だと思います。旅館のアルバイトに入ると、俵山温泉の旅館内に漂う江戸時代から続く湯治場の空気に触れることができるだけでなく、女将さんや旦那さんから湯治場の作法や歴史などを学ぶことができます。また、俵山ビレッジには全国から豊かな経験や知識を持つ様々な分野の方が訪問されるので、お一人おひとりのゲストの方からもたくさんのことを吸収することができます。喜びを分かち合う機会を、俵山温泉から一緒に作り出すことができたら嬉しく思います。

Q12.地元のおじいちゃんおばあちゃんたちと交流はできますか?

A12.おじいちゃま、おばあちゃまは、あなたとの出会いを楽しみにまっています。(回答者:トキ子)

私の体験談になりますが、俵山のゆず茶製造のバイトで知り合ったおばあちゃまと仲良くなり、畑を見せて頂いたり、一緒に栗寿司をつくったりしました。先日は、首がまわらず痛かったときに、一緒に温泉に入っていたおばあちゃまに相談してみたら、マッサージの仕方とお湯の入り方を教えて頂き、その通りにしたら2日後痛みがなくなりました。おばあちゃま、おじいちゃまのお話は暮らしのヒントや生きる知恵がたくさん詰まっています。オススメの交流チャンスは、毎月第2日曜日、里山ステーション俵山にて8時30分〜13時30分頃まで開催されている(1.2.3月は9時〜13時迄)、里山朝市です。おばあちゃま達が丹精込めて作られたお野菜や漬物が売られてますのでぜひ立ち寄ってみてくださいませ。とってもとっても美味しいです。ピザ釜でピザを焼いたり、そば打ちの体験もできますよ。何かで困っている様子のおじいちゃま、おばあちゃまをお見かけした際には、声をかけて頂いたり、手伝えることを手助けして頂けると、私たちもとても嬉しく思います。

Q13.ニ拠点生活をされているご夫婦がいらっしゃると聞きました。お話をお聞きしたいです。

A13.是非色々お話ししましょう!(回答者:やすみさ)

鎌形泰と美砂子です。ご興味を持ってくださり、ありがとうございます。家族や家庭生活、ライフスタイルのこと、土地のこと、趣味のこと、多拠点生活と言っても様々なスタイルがあると思います。私達は首都圏と俵山を行き来していますが、都会と地方のいいとこ取りをして楽しんでいるだけでもありません。これからの、次への、そしてまさに今の時代に、どのような生き方をするのか。自分達だけではなく様々な人達や地域、コミュニティや活動が、繋がりながら何を生み出していかれるのか。大切な人達と一緒に新しい生活をしながら、そういう問いに応え続けていきたいと思っています。それを楽しみながらできるのは、俵山ビレッジというコミュニティやそこを生きる仲間達が皆を支え合っているからですし、地域の方々にも支えられているからです。日本中に素晴らしい場所や風土は沢山あります。私達も好きな土地はいっぱいあります。でも、どこでもいいわけではなく、俵山というところには本質を問い続ける人を惹きつける何かがあると思います。俵山でいい、のではなく、俵山がいい、のです。もちろん!小難しいこと抜きにして、魅力が満載ですよ!都市部とは違う自然に風土、暮らし方、美味しいもの、何と言っても宝物のような温泉!そして地域の人達の人柄。私達にとっては何より、人生を共に歩むかけがえのない家族や仲間。俵山には二人とも大好きなことが山ほどありますし、あなたもいつまでものんびりしたり、やりたいことを思う存分したりもできるでしょう。オンラインでも首都圏でも、お話ししたりお会いしたりできるとは思います。ですが是非、俵山にいらしてください。そこで贅沢な時間を気にせずたっぷり使って、一緒に俵山と、何処にいても大きなひとつの暮らしを生きる豊かな感覚を感じながら、思う存分語らいましょう!

Q14.MURABITOに興味があります。入った方がよいのでしょうか?

A14.俵山ビレッジの暮らしに関心をもっているなら、まずはMURABITOになることから始めることをおすすめします。(回答者:ななこ)

俵山ビレッジの暮らしに惹かれているけど、ハードルがある。そんな方が大半だと思います。実際にどんな暮らしになるんだろう、家はどうしたらいいんだろう、一日や一年を通じてどんな気候や暮らし方なんだろう。そんな疑問に対して、俵山に住んでいなくても、俵山の暮らしを近くに感じ、実際に俵山ビレッジの活動に参加できるのが、MURABITOというオンラインメンバーシップです。LINEのオープンチャットで非公開の俵山ビレッジでの情報や暮らしの様子が流れてきたり、全国にいるMURABITOメンバーと俵山ビレッジメンバーを含めた毎月交流会、年に一度のMURABITO大集合など、様々な機会が用意されています。また、現在MURABITO百貨というメンバーさんを紹介するページも作成中ですので、楽しみに待っていてください。

Q15.移住する前に、しておくことはありますか?

A15.ラブレターを家族で共有しています。(回答者:わし)

俵山に限らず、移住というのは人生の大きな転換期となります。何度も交流し、対話をした上で移住を決めていると思いますが、お互いの気持ちや期待をきちんと理解し、健康で、愉快に、豊かに、仲良く生きていくために、移住前にラブレターという形で手紙形式にまとめて、すべての家族で共有しています。ラブレターなしに移住してくると、暮らしが惰性的&反応的になってしまう可能性があるので、今見えている範囲で書き出していきましょう。暮らしや人生に迷った時、あなた自身の道標になると思います。作ったラブレターは移住前だけでなく、それを元に毎年一回、自分自身の振り返りと新しい未来のためにバージョンアップしていきましょう

 

 

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