【体験談02 河邉 琴乃】人生を創る感覚を得た10日間

河邉 琴乃(かわべ ことの)さん

神奈川県出身。大学では「有機栽培土壌の化学性」を研究し、就職先は、木の里工房木薫に決まっている。経験して面白かったことは、富士山の山小屋で1ヶ月の住み込みバイト、熊本県南阿蘇村で4ヶ月のオフグリット生活&食養生、アイルランドでwwoof。興味があることは、コミュニティづくり、ミニマリスト、農業、林業、食養生、健康、瞑想、7つの週間、バレットジャーナル、など。

■訪問時の年齢:21歳
■滞在期間:2021年8月31日〜9月9日(10日間)
■移住タイプ:ボランティアスタッフ

【体験したこと】

・大ちゃんの瞑想教室/瞑想部に参加
・ビジョンアーキテクトの作成
・シェアハウス住民のみんな、沢山の訪問者の方とのお話
・エントランスの床を解体、カーテンの裾直し
・SD-WORLD の方たち、鳥取大のインターン生とピザ作り体験
・はるかさん(地域おこし協力隊)、小坂さんの息子さん、インターン生と街散策(五段の滝、七段の滝、マリア聖母像、など)
・源泉の見学(藤永さん)
・月曜日の定例 MTG に参加
・地域の方との飲み会に参加

【参加動機】

私は様々な生き方の人、考え方の人に会って、自分の将来の選択肢を増やしたいなと思ってここに来ました。実際に来てみて、本当に沢山の方たちとのお話を通して、今まで自分の中に秘めていたけれど、普段の生活では忘れてしまっていた「やりたいこと」「理想の将来像」「自分の性格」に気づくことができました。

これは、俵山で出会った方たちが、自分に興味を持ってくれて、沢山質問をしてくれて、更にどんな発言も、しっかり受け止めてくれる雰囲気だったため、自分でも驚くような将来像 や、自分の性格に気づけたのだろうと思います。

 

受容された空間で、将来を描けた時間。

滞在中にビジョンアーキテクトを作成したことは、とても良かったと思います。私は今まで、自分が最終的に何をしたいのかが決まっていて、7つの習慣の第2章を読んでいたにも関わらず、そこから逆算した計画を実際に作成しようと思うとなかなか前に進みませんでした。そんなときに、みんなとの会話の中でふとアイデアが生まれたり、大ちゃんと少し話すことでコツを掴むことができました。自分自身と向き合うきっかけになるので、滞在中のみんなとの会話がより意味のあるものすることができたと思っています。

自分は最終日にやっと少し形になりましたが、将来やりたいことから逆算すると、今この瞬間の時間がいかに大切かがわかりました。そして今まで人生は、「どこに続くのかわからない敷かれたレールの上をなんとなく進むもの」という感じだったのですが、それが「人生は自分で目的地と途中に寄る駅を決めて、自分でレールを敷くもの」という感覚に変わり、今やるべきことも少しずつ見えてきましたのも、ビジョンアーキテクトを作成してみて得られた成果です。

 

信じる道を、悩みながらも進む同年代からの刺激

俵山に来て本当に良かったなと思う、もう1つの理由は、自分と同じ世代でビジョンの実現のために悩みながらもコツコツ努力している人、そして自分の特性を生かして仕事をしながら自分で創った人生を歩んでいる人に出会えたことです。

自分がこの10日間で気づいた「理想の将来像」「本当にやりたいこと」は、正直、今までの自分だったら「そんなのできるわけない」と諦めていたことだと思います。だから今まで心の奥ではわかっていたけれど、自分で認めずに、知らないふりをしていたのだと思います。

でも、ここに来て、それらのことを声に出したり、等身大でコツコツ頑張るみんなの姿を見たり、自分で決めた道を楽しそうに生きている同世代の仲間といるうちに、自分もやりたいことから目をそらさずに、正直になって、一緒に頑張りたいと思うようになりました。

将来がより具体的になった10日間

俵山を出発してから1週間、京都でwwoof をしていました。今までも各地でwwoof をしてきましたが、 今回は、より明確になった理想の将来図とホストとの生活を重ね合わせることが、この経験を自分ごととして考え、今までになかった視点で取り組むことができました。

例えば、「実際に将来住むとしたら、これくらいの規模の街は大きすぎるなぁ」と思ったり、「食料自給をしてみたいと思ってはいたけれど、本当にしたいのかなぁ?」「ただ農的体験をしたいだけなのではないか?」「もしするとしたら、どれくらいの面積の畑がいるのか」「野菜がちゃんとできるまでにどのくらい年月がかかるのか?」「もし私がやるなら、始める前にスキルを付けてある程度経済的に、時間的に、余裕があった方が良さそうだな」「近所に同じような農法をやっている人がいる村に住もう」などです。

この1週間を通して、今後は何をするにも自分事で考え、高い解像度で見られるようになり、同じ経験をするにもより多くのことを身につけるのだろうなと思いました。

こんな事にあと2年くらい早く気がついていたらなとも思いますが(笑)、22歳で気づかせてくださった俵山のみんなに本当に感謝しています。ありがとうございました。そして、これからも、オンラインや俵山で会って、いろんな話ができたら嬉しいです。よろしくお願いします。

 

【住人からのメッセージ】
こっちゃん、俵山ビレッジのボランティアスタッフに来てくれてありがとう!
こっちゃんが、来たときに話してくれた滞在目的の通り、こっちゃんの滞在中にはたくさんの人とのご縁があって、刺激や気づきが多くて充実してたよね!
出会った日々人々に、真っ直ぐな心とキラキラした目で、たくさんの質問をして吸収していくこっちゃんを見て、人生の幅も可能性もすごく広がっていくんだろうなって、私も刺激をもらいました。
一緒にフェリーに乗ったり、ドライブしたり、こっちゃんと過ごす時間はとても楽しかった!
この出会いをきっかけに、一緒に熊本に行けたのも、今後ご縁がつながっていくのもとても嬉しいです。
こっちゃんのたくさんのやりたいことをどんどん実現させて行って、また近況報告聞かせてね!
社会人の新生活応援しています!

聖佳より

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