石戸純（いしどじゅん）さん

神奈川県出身。仙台の会社を辞めて旅をしている最中、知り合いのSNSで俵山ビレッジを知り、2022年9月にはじめて訪れる。1週間ボランティアスタッフとして滞在。2023年からは離島で新たな生活を始める。
いつか、自分の「遊びの拠点」を作りたい。（サウナ等）

■俵山訪問時の年齢：26歳
■滞在期間：26日間（2022年12月14〜2023年1月8日）
■移住タイプ：ボランティアスタッフ

【体験したこと】

【参加動機】

＊次なる生活のための、探究の地

2023年1月から島根県の離島で働くことになり、島でどんなことがしたいのか、俵山ビレッジでできることで探したかったからです。その中でもボラスタとして、リノベや畑作業と言った身体を動かして作業する経験が、島での生活に糧になると思ったため、2回目のボランティアスタッフとして滞在を決めました。

＊初めて「やり切った」といえる経験をした

今回の3週間の滞在は、自分でも「これはちゃんとやったな」と自画自賛できる程にやり切ることができました。久しぶりか、もしくは初めてと言える「やり切る経験」でした。

Entranceの地下整理、5棟目物件の解体作業、HANAREの改造作業など、ひとえに清掃という作業に取り組みました。
自分の身一つで黙々1人で作業することは苦でなかったですが、HANAREの改造作業をやり始めた時は「本当に終わるのだろうか、、、」と 途方に暮れました。ところが、黙々と作業するうちに平鍬や備中鍬の使い方、身体の使い方を探究できる面白さに気づき、気づくと2時間作業していた、ということもありました。
作業前と作業後の明確な変化が視覚で分かるので、1日の終わりに達成感を感じられてよかったです。

また、DIYを「やってみたい」から「やり切った」と言える経験ができました。
当初は経験できるとは思っていなかったが、和馬くんから「やってみない?」と 誘われ、取り組むことになりました。
元々「空間を作ること」に興味があり、没頭することができました。
殺風景な部屋が少しでも彩りがある部屋になっていれば幸いです。

木材の模様や照明の色、外観を考えて実際に買ったり、自由にピス打ちや丸鋸を使うことができる経験はほとんどないと思います。ゴミ箱を作成するだけでも3時間はかかるし、壁が斜めになっていて丸鋸に手こずったが、一通り経験できたことは、今後自分が木製の遊具を作る時などに活きると感じました。  

＊この期間を経て学んだこと

自分が作ったものは高く評価する心理があるが、まさにそれを経験しました。作業スペースに変身した押入れは、しっかり作業に集中できる空間になりました。
自習室のようなフレームを隔て、目の前に壁がある作業スペースに作り上げました。「なぜこの形だと集中できるのか？」という疑問がありましたが、実際に作ってみると視線が限定され、情報過多になりにくいからだとわかりました。

「人の思考」を「空間づくり」と接続させること。これが空間デザインの1つのポイントなのだ、と思いました。

また、HANAREの整備が終わった日に大ちゃんから「すごいねじゅんくん!すごい」と言ってもらえたことが嬉しかったです。
1つ1つの動作は自分にとっては学び。単調と思える動作でも、動きを変えれば退屈ではなくなると気付き、島に行っても林業や農業などの1次産業に もっとディープにチャレンジしてみたいと思いました。

＊未来のボランティアスタッフさんへメッセージ

【住人からのメッセージ】

純くん、3週間本当にありがとうございました！
「俵山ビレッジで自分を使ってほしい」と強く思いを伝えてくれ、一緒に素敵な滞在を創り上げていけて、私も嬉しかったです。
薪割りや畑の改造作業、家の解体など、誰でもできるようなことではない体力仕事を自ら進んでしてくれて、本当に助かりました！最終日、「学びが多く、いい時間だったよ！」といい顔をして言ってくれたことが、嬉しかったです。
私たちも、純くんも、一緒に成長できた3週間。最高でした！ありがとう。
またいつでも戻ってきてね＾＾

あずきより