HANARE改装記録 

 

みなさんこんにちは!
今週のブログは、かずまが担当します。

最近集中して改装を行っていたHANAREの改装作業が終着したのでこの記録を綴っていこうと思います

夏に話し合いをしている様子、ここからどういう家にしていくか話し合いました。

どう変わっていったか。

結果はこちら

 

沢山のこだわりを詰め込んで、こんなおうちができました。

曲線の壁面と土佐漆喰を基調とした無垢材と融合した空間です。

7畳の小さな部屋ですが、廊下と一体し、勾配の天井とすることで小さいながらも高さが出る温かみのある空間となりました。

 

従来の家の間取りでいうとワンルーム、ですかね。

この部屋内に机とベッドを作りつけて、まるで小さな小屋を古家の中に作るイメージでした。

小上がりは現場での相談の結果なしとなりました。

はじめは旅人のげんちゃん、小学生ボランティアのたつやくん、岡山のみさこちゃんが来てくれて天井からスタート

厚さ100mmの断熱材を仕込んでいます。俵山のリノベですべてに断熱材を仕込むのはこれが初めて。寒さができるだけ和らぐ家にしたい。

こういうボランティアが多い時は僕は指示役、できるだけボランティアの手を最大限活用し、それぞれの思い出に昇華していきます。

時に子どもボランティアも。

多い時は7人ほどのメンバーになりました。そして夏は川へ。

 

 

そして1番こだわったのはこのアーチ壁。

ベニヤを利用して、古い構造体を隠し、見違える空間にしていきます。

ここも大変だったなぁ。。

下地をおこし、ズレている傾きを調整、アーチも単純に合うわけではないのでうまく微調整。

2mmのベニヤを曲げて、パテで隙間を埋めて、下地が完成!。

古びた構造がみえなくなるとようやく家らしくなってきました。

天井も、壁も、どこも一筋縄ではいかない歪んだ空間。それがここまで形になりました。

 

屋根の勾配天井の形とアーチが織りなす空間です。

 

やっていて1番学びになった所はデザイン性と工期予算のバランス。です。

今回アーチ壁をデザインにしっかり組み込み、計画したのですが。

下地の難しさも相まって一筋縄ではいかない。そういう施工性と工期のバランスをとるのが難しい。

デザインが良いものは時間をかければできる。けれどかけすぎても建築施工としてはよくないもの。

限りある予算の中でどこまでこだわるかという判断は計画時にとても必要になるスキルだと思いました。

 

このスキルが段々と伸びてきています。

ただ普通のものを作ってしまっても自分の商品にもならない。お客さんや依頼者が何を求めているかが大事です。

 

このHANAREの作業も1人ではできないものでした。

総勢役15名のボランティアがいて成り立ってことでもあります。

是非このHANAREを俵山にきた際は見学ください。

ただ個人邸となりますので事前相談はお願いします(_ _)

 

1996年秋田生まれ。映像/DIYの軸で活動するクリエイター。
大学在学中、千葉の房総半島での子どもとの出会いをきっかけに好奇心の育成を軸に持る。2019年米国ポートランドへまちづくり留学。2020年エコビレッジサイハテにて家造り、現在は、俵山ビレッジにてリノベーションの現場を担当中。
将来は次世代の子どものための自然学校をつくるのが目標。

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